本格始動へと歩み出す

A movie production diary

                                                    感動する・泣ける映画制作日誌。

K's film 第一作 『レジデント』(仮)

製作開始日 2007.11.~

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2008年7月31日更新 第二十話

本格始動へと歩み出す

K’s film昨年の11月から初動してキャスト決定へ漕ぎ付けるまでに約半年が経ってしまいました。
本番まであと1か月というところで、キャスト6人中5人が確定しましたが、最後の一枠の女優さんが見つかりませんでした。
大々的なオーディションではなく、キャスト会合という形でのコミュニティへのトピックアップだったので、吸引力が弱かったのか、それとも、第一作目でどんな状態の団体か分からないのでは参加することが出来ないと判断されたのか、俺の顔がこわもて過ぎたのか…とにかく女優さんを吸引することが全然出来ませんでした。
しかし、凹んでもいられません。なんとか見つけなくてはと最後の手段で知り合いの女優にオファーし打ち合わせをするものの結果は交渉決裂という最悪の状態に陥りさすがにかなり落ち込みました。



最後の一枠を残しつつも、時間はどんどん過ぎていく訳で、本番まで一カ月を切った5/3時点で制作打ち合わせ&決定キャストでの読み合わせ&カメラテストをすることになりました。
お昼に制作打ち合わせ、夕方から読み合わせ&カメラテストという段取りを組んで挑もうとしていたのですが、その会場がなかなか見つかりませんでした。
色々と探してみるものの、長時間にまたがる会場貸しは土日はやっぱり埋まっている状態で、かなり追い込まれていました。
女優も見つからないし、会場もないし、もう心労がビシバシと負荷をかけてきて、この時点でかなり俺の中でヘコタレ度が極限に近い状態だったのです。

ヤスダフォトスタジオここまで順調に来ていたのに、日程が近づくにつれて解決できてない部分が浮き彫りになってきて、自分の見通しの甘さを反省しつつも、前に進めないもどかしさが溢れ返っていた時に優しい手が差し伸べられました。
5/3の会場を提供してくれるとYasuさんが言ってくれたのです。会場がないなどと伝えてもいないのに、期日が迫った時になって、「会場がないのなら、うちのスタジオ使って下さい。」なんて愛ある言葉を貰ってしまったものだから、即答でぜひお願いしますと感謝感激で申し出を受けたのでした。
相手の状態を察するというこの素晴らしき行為は、本当に嬉しいです。仕事でもなんでも、言われないと行動しないということのほうが多くなってきている昨今で、相手を思いやる気持ちをこうして示してくれるということが、本当に身に染みて大切ことだなと思わされました。



一難去ってまた一難

制作スタッフ打ち合わせー
会場が決まり、まずは制作スタッフがお昼ごろに集まりました。今回は見学をしたいという方が多くいたので、ぜひ参加して下さいと一緒に集まってもらったわけですが、見学者のほうが早く、制作スタッフとして決まっているメンツのほうが遅刻というような状況が起きて、プロデューサーとして「おいおい頼むよっ」てな感じで始まりました。
ここから危険な要素が含まれていたのか、制作の打ち合わせはほとんど前進することなく、保留事項の確認というものだけで終わってしまって、賞味小一時間くらいで終わってしまいました。

とぅろん&ヒノモトしかもここで大問題が勃発したのです。それは、とぅろんこと助監督清水が前から決まっていた作品のほうの撮影がK’s filmの撮影と丸カブリになり手を貸して貰えないということになってしまったのです。
撮影1か月前にして助監督消失という事態に、こんなこと有り得ないと思いつつも、監督松本了に大丈夫かと問い合わせると出来ないことはないということだったので、とりあえず本番までに探してはみるけど、最悪助監督不在で撮影をしようということになりました。


と、こんな制作状態になってしまったのにも関わらず、見学に来てくれていた渡辺勇児さんが制作スタッフとして参加してくれるという確約を貰いかなり力強いサポートを得られたのは悪いこともあれば良いこともあるんだなと、ほっと胸を撫で下ろせる一時になりました。
しかもこの渡辺さんがのちのミラクル発症の要になってくれるのですが、それはまた別の話。

そして、このあと読み合わせ&カメラテストが行われるのですが、それはまた次回のお話。







つづく


writer 梅本寛      photograph ヤマダ                      



K's film 第一作 『レジデント』(仮) 

スタッフ&キャスト

プロデューサー:梅本寛
監督:松本了
助監督:清水正誉
脚本:梅本寛
原案:梅本寛
脚本:松本了
撮影:team Yasu
照明:team Yasu
制作:渡辺勇児